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相場のヒント ピックアップ

第7回 天井を示すローソク足を知っておこう

2017年11月9日の日経平均は、前場に23000円台に乗せる大幅上昇になりましたが、後場は一転して大幅下落、長い上ヒゲの陰線を作る波乱の展開になりました。

最終的には十字足でしたが、今回の相場がサンプルになると思いますので、天井を示すローソク足について解説します。
 

長い上ヒゲの陰線を解析する

天井を示すパターンはいろいろありますが、パターンで覚えるよりも「なぜ天井をつけるのか?」に注目するとわかりやすいと思います。

今回の前場と後場で相場付きが一転したように、買い方が「しまった!」と感じる動きが「上ヒゲ」にあたります。上ヒゲが長ければ長いほど、「しまった!」の度合いが大きくなると考えられます。

ちなみに、欧米では上ヒゲ陰線を「スパイク・トップ」と呼びます。反対に底値圏の下ヒゲ陽線は「スパイク・ロー」ですので、株価のパターンは万国共通といえるでしょう。

そして、1日だけだと「長い上ヒゲの陰線」ですが、ローソク足を数日に分解すると、切り込み線や陽陰のはらみ、「宵の明星」といわれる天井パターンになります。

つまり、買い方が「しまった!」と感じる動きは共通ですので、流れを押さえれば応用して考えられるといえます。



今回の日経平均は、天井を示す有名なローソク足である「長い上ヒゲの陰線」になりそうだったのですが、後場の下げ幅が大きくなりすぎて「上下に長いヒゲとともなう十字足」でした。

ただし、天井や底は株価が行き過ぎて付けることが多いため、「値動きが大きくなる」のも特長ですから、これででピークアウトを疑う投資家が増えると思います。

しかしながら、ここまでは調整らしい調整のない一本調子の上昇となっていますから、押し目になれば買いが入りやすい形となっています。

目先的は天井になるかもしれませんが、上昇トレンドが崩れるにはしばらく時間が必要な流れになっているので、調整したときには「初押しは買い」で望んでもよいパターンであると思われます。
 

目次

第1回 今こそ知りたい「ブレイクアウト手法」の考え方
第2回 高値を買う基本は「ダウ理論」にある
第3回 日経平均を使ったダウ理論と高値ブレイクアウトの考え方
第4回 トレンドラインで押し目買いポイントを探る方法
第5回 上昇トレンド中の調整局面を基準にした、押し目買いの考え方
第6回 押し目買いは2通り?自分に合った戦略を使い分けよう
第7回 天井を示すローソク足を知っておこう
第8回 「頭と尻尾はくれてやれ」をトレードに活用するには?
第9回 心理的な節目の意味を知って投資に役立てよう
第10回 心理的な節目を売買に活かすなら?
第11回 知っておきたい「騰落レシオ」
第12回 「騰落レシオ」の意味と傾向をおさらい
第13回 「中段保ち合い」のチャートパターンとは?
第14回 「中段保ち合い」の代表的なチャートパターンとは?
第15回 「ボリンジャーバンド」に見る、強いトレンドを示す動き
第16回 波動をもとに高値目処を探す「N計算、V計算、E計算」とは?
第17回 高値を更新したら注目したいロール・リバーサルの動きとは?
第18回 移動平均線の組合せで何がわかるのか?

日銀ETF買入れ予想

日銀のETF買入れ期待率
過去の統計データを元に「日本銀行による後場のETF買いを予測するための参考データ表」を公開しています。

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