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相場のヒント ピックアップ

第16回 波動をもとに高値目処を探す「N計算、V計算、E計算」とは?

2017年10月17日の執筆時に日経平均が11連騰を達成、翌日も上昇すると2015年5月から6月にかけての12連騰に並ぶ歴史的な連騰記録を更新する…と言う状況でした。

しかし、この時点で前場には日経平均がマイナスになる場面もあり、高値警戒感も強くなっていました。

高値警戒感が強くなっているのは、歴史的な連騰記録だけではなく、波動をもとに計算した高値目処が意識されているようです。

チャート分析で高値を測定する方法に『N計算』『V計算』『E計算』があります。株価は波を作ってトレンドを作ることが多いので、株価の『波動』を元にして値幅を測定する基本的な方法です。



3つに共通しているのは、高値と安値を切り上げる上昇トレンド型で「切り上げた高値」の目処を波動をもとに計算する方法です。

日経平均は1996年以来の高値水準を奪回し、上昇トレンド真っ最中です。したがって、3つの高値観測が使われやすい状況だと考えられるので、週足チャートでそれぞれの高値目処を計算してみましょう。



3つの計算方法をあてはめると、N計算とV計算がともに21300円台で重なっています。だいたい執筆時の水準と同じくらいです。

したがって、前回の上昇幅を参考に考えている人と、いわゆる「下げ幅の倍返し」を参考に考えている人は、執筆時の21300円台が高値目標として意識したのではないかと考えられます。

一方、レンジをもとにしたE計算だと22000円台が目安になるので、あと1000円程度の上昇余力があると考えることもできます。

しかし、1回の上昇波動で30000円以上の大幅な上昇にならないといけませんから、相当な上昇相場を期待しないといけません。

波動をもとにした計算のどれが正しいかわかれば、高値をピンポイントで当てることができます。

しかしながら、相場に100%の正解はありませんから、どの計算方法が正しいかよりも、オーソドックスな高値観測の3つのうち2つが高値圏を示し始めているという事実を材料として考えるのがよいと思います。
 

目次

第1回 今こそ知りたい「ブレイクアウト手法」の考え方
第2回 高値を買う基本は「ダウ理論」にある
第3回 日経平均を使ったダウ理論と高値ブレイクアウトの考え方
第4回 トレンドラインで押し目買いポイントを探る方法
第5回 上昇トレンド中の調整局面を基準にした、押し目買いの考え方
第6回 押し目買いは2通り?自分に合った戦略を使い分けよう
第7回 天井を示すローソク足を知っておこう
第8回 「頭と尻尾はくれてやれ」をトレードに活用するには?
第9回 心理的な節目の意味を知って投資に役立てよう
第10回 心理的な節目を売買に活かすなら?
第11回 知っておきたい「騰落レシオ」
第12回 「騰落レシオ」の意味と傾向をおさらい
第13回 「中段保ち合い」のチャートパターンとは?
第14回 「中段保ち合い」の代表的なチャートパターンとは?
第15回 「ボリンジャーバンド」に見る、強いトレンドを示す動き
第16回 波動をもとに高値目処を探す「N計算、V計算、E計算」とは?
第17回 高値を更新したら注目したいロール・リバーサルの動きとは?
第18回 移動平均線の組合せで何がわかるのか?

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