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第5回 上昇トレンド中の調整局面を基準にした、押し目買いの考え方

押し目の基準はとても曖昧ですし、下がったときに買うことから逆張り手法と考えているかもしれません。

いろいろな捉え方がある「押し目買い」ですが、今回は「上昇トレンド途中の調整局面」を基準にした考え方について解説します。
 

★押し目とは上昇トレンドのリズムを崩さない範囲の下落のこと

押し目買いは上昇トレンド途中の一時的な調整タイミングを狙って買う方法ですから、シンプルに考えるなら、上昇トレンドの判定もシンプルにする必要があります。

そこで「ダウ理論」を基準に使います。ダウ理論では「高値と安値切り上げる」ことを上昇トレンドと定義していますから、基準を明確にすることができます。

高値と安値を切り上げるのが上昇トレンドであり、トレンドは明確な変化が起きない限り継続するというのがダウ理論の基本です。

高値と安値を切り上げる上昇トレンドが続くのであれば、直前の高値と安値までの範囲は「すべて押し目」と考えることもできます。

極端な例だと思われるかもしれませんが、押し目買いを考えるときのポイントだと思います。なぜなら、「この範囲を超えたら、押し目ではなくなる」と判断できるからです。

なんとなく押し目だと思って買ったけれども、下げ止まらなかったからロスカットしたら、その後に反発してしまったという経験をされた方もいらっしゃると思います。

この取引をチャートで振り返ったとき、前回の安値まではまだ余裕があって上昇トレンドは崩れていなかったと気付くことがあるかもしれません。

一方、前回の安値を割り込んでしまうと「安値を切り下げた」となるので、上昇トレンドの前提が崩れてしまいます。言い換えると、「この範囲を超えたら、押し目ではなくなる」という水準まで下がってしまったら、いったんロスカットして仕切り直すという戦略を立てることができます。

押し目買いは簡単なようで実戦するのは難しい手法ですが、ダウ理論をもとにすることで、押し目買いの基本的な考え方を整理できます。基本がわかれば、あとは押し目の幅、移動平均線、テクニカル指標などを組み合わせて、自分に合ったタイミングを探すようにすればよいと思います。

そして最も重要なことは、すべての銘柄に使うのではなく、当てはまっている銘柄を探して使うという点です。テクニカル分析やチャート分析は万能ではありませんから、使い分けを意識できればレベルアップにつながると思います。
 

目次

第1回 今こそ知りたい「ブレイクアウト手法」の考え方
第2回 高値を買う基本は「ダウ理論」にある
第3回 日経平均を使ったダウ理論と高値ブレイクアウトの考え方
第4回 トレンドラインで押し目買いポイントを探る方法
第5回 上昇トレンド中の調整局面を基準にした、押し目買いの考え方
第6回 押し目買いは2通り?自分に合った戦略を使い分けよう
第7回 天井を示すローソク足を知っておこう
第8回 「頭と尻尾はくれてやれ」をトレードに活用するには?
第9回 心理的な節目の意味を知って投資に役立てよう
第10回 心理的な節目を売買に活かすなら?
第11回 知っておきたい「騰落レシオ」
第12回 「騰落レシオ」の意味と傾向をおさらい
第13回 「中段保ち合い」のチャートパターンとは?
第14回 「中段保ち合い」の代表的なチャートパターンとは?
第15回 「ボリンジャーバンド」に見る、強いトレンドを示す動き
第16回 波動をもとに高値目処を探す「N計算、V計算、E計算」とは?
第17回 高値を更新したら注目したいロール・リバーサルの動きとは?
第18回 移動平均線の組合せで何がわかるのか?

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