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2017/07/31 更新

日銀によるETF買入れ 最新予測データ公開(平日12時頃更新)

※TOPIXの下落ポイントが 0pt~5pt の時のみ、表の右エリアの確率を採用しています。
※日銀によるETF買入れの結果は、18時頃に日銀のウェブサイト上にて発表されます。
 

日銀ETFの買入れ

なぜ日銀がETFの買い入れを行うのか?

日銀によるETF買い入れは、物価安定目標として2%のインフレを達成するための手段の1つとして2013年4月から実施されています。

他にも国債の買い入れ拡大や、マイナス金利導入といった政策もありますが、株式市場に与えるインパクトが大きい施策としてETFの買い入れ動向は投資家の関心を集める政策として注目されています。

現時点では、この2%のインフレを達成には程遠い結果となっており、市場では黒田総裁の2018年4月の任期満了までは、大きな政策変更はないといった見方が優勢となっています。

2017年3月末時点で日銀が保有するETFの時価は15.9兆円であることが発表されており、4月から7月にかけても約1.6兆円のETFを購入していますので、東証一部の時価総額約608兆円の約2.8%(2017年7月時点)を占めています。
 

購入対象について

購入対象はTOPIX型ETF。
9月21日の日銀による政策決定会合では、年間買入れ額5.7兆円のうち7割程度をTOPIX型ETFにすると発表されています。これまで市場関係者によると日経平均型ETFが55%、TOPIXが40%、JPX400が5%と言われていましたので、TOPIX型が多く買われることで今後は、今までよりも幅広い銘柄が直接株価上昇の恩恵を得られるようになります。

見直し後の買い入れ実施は10月以降となるため、9/21~9/29までは中小型株が活況となっています。買入れ対象が変更になる前に需給妙味が生まれる中小型株などに資金を振り向ける動きが出ていたようです。
 

判断のタイミングについて

寄付き?前引け?どちらを判断基準にしているか。
データで検証した結果、寄付き時点で前日比マイナスとなっていても、前引け時点で前日比プラスに転じている日は買われている日がありません。一方、寄付き時点でプラスであっても、前引け時点でマイナスに転じていれば複数購入されている日があります(8月4日、7月8日、6月8,24日、5月6,13日、4月25日、2月10日)。

これらから考えられることは、日銀のETF買入れの条件は「対象は日経平均ではなくTOPIX」「タイミングは寄付き時点の前日比ではなく前引け時点」「数値が前日終値比でマイナスになっている事」といえそうです。そして購入ペースについては特に制限はないように思います。

条件を満たしていれば、7営業日連続(2月3日~2月12日)で購入されている時もありますが、条件が満たされていなければ,15営業日連続(3月10日~3月31日)で購入が無い日もあります。ただしこの15営業日連続で購入されていなかった日については、次年度へシフトするタイミングという事や、3月末の配当取りの思惑で上昇する傾向があるため、日銀が事前に買い支え対象日にしていなかった可能性もあります。
 

日経平均とTOPIXのどちらを買い出動条件としているか?

TOPIXが前引け時点で下げている日の日銀のETF買入れ率は70%なのに対して、日経平均が前引け時点でマイナスになっている時は73%とTOPIXよりも3% 高くなっています。

しかし日経平均は、前引け時点で前日比プラスの日であってもETFの買入れ実績(9月13日)があるのに対して、TOPIXの場合は前引け時点で前日比プラスの場合は買入れ実績がなく、確率が0%のため「TOPIXが前引け時点でプラスの日は買わない」というルールが存在していると推測できます。
この事からTOPIXを基準に判断していると考えたほうが無難です。
 

このルールは現在も有効といえるか?

結論としては、この買入れ条件は有効と言えそうです。

市場関係者の中には、8月から買い入れ額が303億円から707億円になったことと、8月12日~8月24日まで購入がなかったことで、買い入れ条件が変わったという人もいますが、実際に、1月4日から8月10日までのルールは8月12日~8月26日の間も破られていません。

現時点で前引け時点でTOPIXが前日比-18ポイントとなっていた場合は後場にETFが買入れされる可能性が100%となっています。9月21日の日銀の金融政策決定会合では、買入れ対象を日経平均連動型ETFからTOPIX連動型ETFに比率を高める旨が発表されました。しかし買入条件についての変更は9月29日時点では確認されていません。

今後も買入れ条件に変更の兆しが見えた場合にはこのページでお伝えします。
 

2016年10月15日の解説

10月から買入れ条件が変わった可能性があります。
10/14は前引け時点でTOPIXの騰落が-1.57Pでした。
今年の経過をみますと、下記のグラフのように買入れの実績はありませんでした。

10月13日までの統計グラフ

1pt以上2p未満下落していた日数は合計6日あったのですが、一度も買われていませんでした。
しかし10月に入ってからは、赤線の水準で初めて買われた事と、逆にこれまで買われていた水準で買われなかった日が2営業日ありましたので、買入れ発動条件が変更されている可能性が大きくなりました。

下記のグラフの赤矢印の箇所がその根拠となります。

TOPIXが上昇している時にはまだ買入れ実績がないため発動条件が変わったとは断定は出来ません。
引き続き今後も検証して参ります。
 

2016年9月29日の解説

日銀によるETF買入れは、7月29日の追加金融緩和で年間6兆円に増額する発表がありました。
これまで3兆円だったのが2倍に増えたわけですから、市場へのインパクトも無視することはできないと言えます。そこで実際にどのような条件下で買われているのか【2016年1月4日から9月29日まで】のデータで検証しました。

買い入れ条件検証データ(1月4日~10月7日)

TOPIXが前引け時点で前日終値より低かった日の購入率は、71.7%です。 また 18ポイント 以上さがっている日は 100% の購入率となっています。

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