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横山利香のスイングトレード入門講座

2016/07/05 更新

第12回 [実践編] ボックス相場には逆張りで対応!トレンド変化には注意せよ

前回までに、株価が上昇もしくは下落する銘柄の取引方法を解説しましたが、株価がヨコヨコにもみ合って推移している銘柄もあります。

株価のトレンド(方向性)に合わせて投資スタンスを使い分けるわけですが、株を取引する方法には「順張り」と「逆張り」の二種類です。どちらの投資スタンスで取引をしたらよいのでしょうか?

これまで、ファーストリテイリング(9983)で逆張りの取引方法を、エニグモ(3665)で順張りの取引方法を解説しました。そこで今回は、株価がもみ合っている時にどの投資スタンスで取引したらいいのかを、ヒト・コミュニケーションズ(3654)で具体的に解説していきます。

ヒト・コミュニケーションズ(3654)のチャートを見てみましょう。
 

★ヒト・コミュニケーションズ(3654)日足チャート
3654
※チャートをクリックすると、大きくなります

2016年3月頃から6月までの株価の動きを見ると、相場の地合い等により株価は上振れたり下振れたりしていますが、ほぼ一定の範囲内でヨコヨコに上昇と下落を繰り返していることがわかります。株価の方向性は上昇トレンドでもなく下落トレンドでもなく、ヨコヨコですね。

株価のトレンドはもみ合い、ボックス相場になります。ボックス相場の場合には、下落トレンドと同じく、「逆張り」で取引を行います。逆張りは、株価のトレンドに逆らって、短期的な上昇が期待できる場合に株を買う取引方法です。

ボックス相場の場合には、株価が一定範囲の中で行ったり来たりしているわけですから、株価がある一定の水準まで下落してきたら株を買い、ある一定の水準まで上昇してきたら売り、という風に売買を繰り返します。

ボックス相場の時の逆張りの取引では、どのような場面で株を買い、そして売ればいいのでしょうか。
 

★ボックス相場は上値抵抗線と下値支持線で見極める

36542
※チャートをクリックすると、大きくなります

できれば買いを行いたい株価水準と、売りたい株価水準に直線を引きました。買いたい水準の線が下値支持線、売りたい水準の線が上値抵抗線です。ボックス相場ですから、買いの時には株価が下値支持線の水準あたりまで下がってきたら買いを行います。そして、上値抵抗線の水準あたりまで株価が上昇したら、売りを行います。

チャートを見るとわかりますが、株価は下値支持線や上値抵抗線でぴったり止まるわけではありません。上昇トレンドや下落トレンドの場合とは異なり、ボックス相場はトレンドが発生していない状態です。

ですから、いずれはボックス相場の上限もしくは下限からレンジをブレイクします。上限である上値抵抗線を上に抜けた場合には上昇トレンドに転換したことになりますし、下限である下値支持線を下に抜けた場合には下落トレンドに転換したことになります。

株を購入している場合、株価が上に抜けて上昇トレンドに転換する場合には、株価が値上がりするだけですから特に問題はないでしょう。しかし、下に抜けて下落トレンドに転換する場合には、株価は値下がりするわけですから損失を被ることになります。ポジション取りには慎重を期すべきでしょう。

いつまでもボックス相場が続くわけではありません。株価は企業業績やマーケットの地合い等で変化します。株価の動向を見極め、しっかりと利益確定とロスカットを決めることが重要です。
 

参考記事
第10回 実践編 下落トレンド銘柄は逆張りで対応しよう!
第11回 実践編 上昇トレンド銘柄なら、押し目買いで対応しよう!
 


 

横山里香のスイングトレード入門講座

  1. 第1回 株初心者でもチャレンジできる『スイングトレード』とは?
  2. 第2回 ローソク足の基本を学ぼう!
  3. 第3回 移動平均線で株価のトレンドと売買サインを見つけよう!
  4. 第4回 トレンドをつかんでスイングトレードに活かそう!
  5. 第5回 トレンドにあわせて順張りと逆張りを使い分けよう!
  6. 第6回 「グランビルの法則」をマスターして売買タイミングをつかもう!
  7. 第7回 買われすぎ、売られすぎ、を判断できるテクニカル指標とは?
  8. 第8回 8つの波をつかめ!エリオット波動理論をマスターしよう!
  9. 第9回 転ばぬ先の杖!リスクをコントロールして取引しよう!
  10. 第10回 [実践編] 下落トレンド銘柄は逆張りで対応しよう!
  11. 第11回 [実践編] 上昇トレンド銘柄なら、押し目買いで対応しよう!
  12. 第12回 [実践編] ボックス相場には逆張りで対応!トレンド変化には注意せよ

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