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2018/02/23 更新

第18回 移動平均線の組合せで何がわかるのか?

下図は日経平均の日足チャートで移動平均線の5日線、25日線、75日線が表示されています。
解説するにあたり、5日線を短期、25日線を中期、75日線を長期とします。

このチャートの形が下がらずに底堅いのか、上昇を保てずに上値が重いのか、投資家によって印象が変わると思われますが、移動平均線の組合せからも強弱感が対立しやすい状態であることがわかります。

一般的に移動平均線は、線の方向がトレンド、角度が勢いを示すとされるトレンド指標です。ただし、トレンドというのは見る期間によって変化しますから、移動平均線を計算する期間で判定したいトレンドの調整をしていると言えます。

上図のチャートを確認すると、移動平均線の期間によって方向も角度もバラバラです。

短期(5日) 上向き 角度も急で勢いもある
中期(25日) 下向き 角度もそれなりについている
長期(75日) ほぼ横ばい フラット

これらの組合せから、短期的には強気、中期的には弱気、長期的には中立な状態と考えられ、投資家のスタンスによって判断するトレンドもバラバラなので方向感がつかみにくいといえます。
 

一方、上記のチャートの左側は、短期、中期、長期ともに右肩上がりになっています。ここではどのスタンスでも強気といえるいので、方向感(トレンド)がはっきりしているといえます。

株価の動きは「トレンド⇒保ち合い⇒トレンド」と繰り返すといわれますが、期間の違う複数の移動平均線の組み合わせに置き換えると「移動平均線の方向が同じ⇒方向がバラバラ⇒方向が同じ」になります。

上記の日経平均は移動平均線がバラバラになっているので、保ち合い相場になっていると考えられます。その後、しばらくは神経質な保ち合い相場が続きそうですが、移動平均線の方向に注意すれば保ち合いからトレンド発生のタイミングをつかめるのではないかと思われます。
 

目次

第1回 今こそ知りたい「ブレイクアウト手法」の考え方
第2回 高値を買う基本は「ダウ理論」にある
第3回 日経平均を使ったダウ理論と高値ブレイクアウトの考え方
第4回 トレンドラインで押し目買いポイントを探る方法
第5回 上昇トレンド中の調整局面を基準にした、押し目買いの考え方
第6回 押し目買いは2通り?自分に合った戦略を使い分けよう
第7回 天井を示すローソク足を知っておこう
第8回 「頭と尻尾はくれてやれ」をトレードに活用するには?
第9回 心理的な節目の意味を知って投資に役立てよう
第10回 心理的な節目を売買に活かすなら?
第11回 知っておきたい「騰落レシオ」
第12回 「騰落レシオ」の意味と傾向をおさらい
第13回 「中段保ち合い」のチャートパターンとは?
第14回 「中段保ち合い」の代表的なチャートパターンとは?
第15回 「ボリンジャーバンド」に見る、強いトレンドを示す動き
第16回 波動をもとに高値目処を探す「N計算、V計算、E計算」とは?
第17回 高値を更新したら注目したいロール・リバーサルの動きとは?
第18回 移動平均線の組合せで何がわかるのか?

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