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相場のヒント

2017/12/07 更新

「小回り3月、大回り3年」で日経平均をチェックすると?

 

今日の日経平均は、昨日の急落から一転して大幅反発になりました。ただし、ローソク足は前日の高値と安値の間に入る陰陽のはらみ足でしたから、自律反発の範囲だったと考えられます。

 

昨日は日経平均が25日線を明確に割り込んだことが話題になりました。9月12日に25日線を超えて以来なので、およそ3ヶ月弱の変化が起きたといえます。

 

明日も続伸すれば25日線を奪回できる水準ですから、25日線に沿った上昇トレンド回復になるかもしれません。しかしながら、日柄からは調整入りする可能性がうかがえます。

 

株式投資では「小回り3月、大回り3年」という格言があります。相場が山谷を作るサイクルを示したもので、中期的には3ヶ月、長期的には3年で山谷を作りやすいという意味です。

 

ちなみに、日足チャートの75日移動平均線は、3ヶ月の平均を意味しています。今は週休2日なので1週間が5営業日ですが、昔は土曜日も取引されたので1週間は6日でした。このため、1ヶ月は25日、3ヶ月は75日となり、日足の25日線、75日線になったといわれています。

 

また、週足はチャートは13週線、26週線、52週線を使うことが多く、3ヶ月、半年、1年の平均を意味しています。このように、チャートでも「小回り3月」といわれる日柄が重要視されていると考えられます。

 

話しを戻しまして、25日線を割り込んだ変化が3ヶ月ぶりのため、高値を更新する上昇トレンドは「小回り3月」が経過して変化したといえそうです。

 

大きく下がりだすかはわかりませんが、上昇トレンドを「高値を更新する期間」と定義するなら、上値が重い調整局面がしばらく続くかもしれません。

 

一方、「大回り3年」の方で月足チャートをチェックすると、昨年6月にイギリスのEU離脱でつけた安値を基点にした「3年周期」の上昇局面の途中の可能性があります。

 

◆日経平均 月足チャート

 

上記は2012年以降の日経平均の月足チャートです。アベノミクス相場のスタートを安部政権発足に合わせますと2012年12月ですが、上昇直前の安値を基点にするとちょうど3年で高値をつけています。

 

続いて、2016年6月に安値をつけているので調整期間は1年です。ここまでは「3年上がって、1年下がる」サイクルだったといえます。

 

そして、この安値を基点に現在まで約1年半の上昇相場が続いています。2015年8月のような月足チャートのトレンドを崩すような急落が起きなければ、「大回り3年」の上昇局面の継続を期待できるかもしれません。

 

前回の3年周期を見てわかるように、上昇期間だからといって上がり続けるわけではなく、数ヶ月レベルの調整は起きています。いいかえると、大回り3年の波動の中に、小回り3月の波動がたくさん含まれて流れが出来上がっているといえるでしょう。

 

2016年6月を基点にした「大回り3年」は、2020年の東京オリンピック前年の2019年6月です。紆余曲折はあるでしょうが、日経平均がバブル崩壊後の高値を更新する象徴的な動きもありましたから、大回り3年の上昇相場に期待したいと思います。

 

執筆者 市原義明

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