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2017/11/30 更新

第15回 「ボリンジャーバンド」に見る、強いトレンドを示す動き

2017年10月にスタートした日経平均の連騰記録は16で途切れました。

連騰はいずれどこかで途切れるものですが、強い上昇トレンドはまだ続いていると見られます。なぜなら、ボリンジャーバンドの1シグマと2シグマに沿った『バンドウォーク』に変化がないからです。

ボリンジャーバンドとは、移動平均線と標準偏差で構成されているテクニカル指標です。計算式などの詳しい解説はこのレポートでは割愛しますが、順張りにも逆張りにも使えるので投資家に人気がある指標です。

簡単に説明すると、株価の動きがボリンジャーバンドの範囲内に収まりやすい(標準偏差)とされ、上下1シグマの間で動く確率が68%、上下2シグマの間で動く確率が96%とされます。

このため、ボリンジャーバンドの2シグマを超えたら逆張りという判断できます。しかしながら、トレンドが出ているときの逆張りは得策ではありません。

レンジ相場で逆張り、トレンド相場で順張りが基本スタンスだと思いますが、ボリンジャーバンドは、レンジ相場とトレンド相場を『バンドの拡散、収縮』で直感的にわかるので、相場にあわせて順張り、逆張りで使えるのが特徴です。

バンドが拡散するときがトレンド相場で、さらに強いトレンドが発生したときに1シグマと2シグマの間に沿って動く現象を『バンドウォーク』と呼びます。

前置きが長くなりましたが、日経平均はボリンジャーバンド(25日線)を表示すると、上図のようにきれいなバンドウォークを保っています。

今日(執筆時2017年10月25日)は、17日ぶりの反落、陰線になったのですが、寄り付きは2シグマを超えていました。

今週に入ってから前日までの2日間、終値が2シグマを超えていました。ただし、バンドが1日100円程度拡散しているので、今日も100円程度の上昇なら2シグマに沿った上昇の範囲だったといえます。

しかし、1シグマから2シグマの範囲だと、今日の寄り付きで100円以上の上昇は少し行き過ぎになったと考えられますから、今日はテクニカル的な反落につながったのではないかと思われます。

一方、今日の1シグマが21366円、2シグマが21871円で、バンド幅は505円あります。

ボリンジャーバンドからは、だいたい500円程度の幅で毎日100円程度水準を切り上げているのが、現在の日経平均の強いトレンドの傾向だと考えられますす。

したがって、1日に400円程度の短期急落になっても1シグマがサポートしてトレンドを保てるので、リバウンド狙いの買いが入りやすいと考えられます。

反対に水準を切り上げないと、1シグマがすぐに追いついてきます。言い換えると、株価が下がらず、横ばいでもバンドウォークは途切れてしまいます。

参考までに、昨年のトランプラリーのときも強いトレンドでバンドウォークの上昇になりましたが、最後は高値圏で横ばいになり、1シグマを割れて終わっています。

日経平均の連騰は途切れましたがバンドウォークは途切れていませんから、短期的な強い上昇が続くのであれば1シグマをサポートにした上昇はまだ続く可能性があります。

ボリンジャーバンドを参考にしている投資家やトレーダーは多いと思いますので、バンドウォークの変化に注目すれば、今の強いトレンドの変化に気がつくと思います。

関連リンク:株用語集「ボリンジャーバンド」
 

目次

第2回 高値を買う基本は「ダウ理論」にある
第3回 日経平均を使ったダウ理論と高値ブレイクアウトの考え方
第4回 トレンドラインで押し目買いポイントを探る方法
第5回 上昇トレンド中の調整局面を基準にした、押し目買いの考え方
第6回 押し目買いは2通り?自分に合った戦略を使い分けよう
第7回 天井を示すローソク足を知っておこう
第8回 「頭と尻尾はくれてやれ」をトレードに活用するには?
第9回 心理的な節目の意味を知って投資に役立てよう
第10回 心理的な節目を売買に活かすなら?
第11回 知っておきたい「騰落レシオ」
第12回 「騰落レシオ」の意味と傾向をおさらい
第13回 「中段保ち合い」のチャートパターンとは?
第14回 「中段保ち合い」の代表的なチャートパターンとは?
第15回 「ボリンジャーバンド」に見る、強いトレンドを示す動き
第16回 波動をもとに高値目処を探す「N計算、V計算、E計算」とは?
第17回 高値を更新したら注目したいロール・リバーサルの動きとは?
第18回 移動平均線の組合せで何がわかるのか?

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