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相場のヒント

2017/10/06 更新

トレンドラインで押し目買いポイントを探る方法

今週の日経平均は、5日続伸の全勝で高値更新する堅調な展開になりました。

 

もっとも、3連休前の週末で騰落銘柄数は拮抗していますから、市場全体が日経平均ほど強いという印象でもありません。

 

今晩は米国の雇用統計発表がありますし、3連休明けの10日は衆議院選挙の公示日と北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日が重なっています。いろいろな材料があって判断が難しい場面だと思います。

 

企業業績や外部要因などを検討して投資判断に使うことをファンダメンタル分析と呼びますが、海外要因や地政学リスク、国内政局、さらに今月末から主力企業の決算発表を控えていますから、判断する要因が多くて悩ましい局面でしょう。

 

一方、テクニカル分析は値動きをもとに判断するので、ファンダメンタル分析に比べると判断がとてもシンプルです。

 

「株価はすべての事象を織り込んでいる」ことがテクニカル分析の根拠なのですが、単なる値動きで判断することに抵抗がある場合もあると思います。

 

しかし、複雑で難しい問題を結論が出るまで分析するには、時間がいくらあっても足りません。

 

日経平均は今週の高値更新で「きれいな上昇トレンド」が出来上がっていますから、テクニカル分析のシンプルな判断を重視しても良いのではないかと思います。

 

◆トレンドラインで押し目買いポイントを探る方法

 

最もシンプルな上昇トレンドの定義は、「高値と安値を切り上げる」ことです。

 

上記は日経平均の週足チャートですが、今週の上昇で高値を明確に更新して「高値と安値を切り上げ」ていますから、誰が見てもわかりやすい上昇トレンド型です。

 

ただし、上昇トレンドがはっきりすればするほど株価が高くなるので、高値つかみを避けようとして外部環境と比較したくなるはずです。

 

いいかえると、ある程度の経験を積んだ投資家ならば、自然にテクニカルとファンダメンタルの折り合いをつけようとしているといえます。上昇トレンドだから買いといっても、グングン上昇している高値を買うのは躊躇するはずです。

 

しかし、弱気のファンダメンタル派が多いのであれば、そもそも「高値と安値を切り上げる」上昇トレンドになっていないはずです。

 

このような相場環境になったとき、高値を追いかけたくないが、上昇トレンドには乗りたいと考えたときの投資スタンスが「押し目買い」です。

 

押し目買いをするときによく使われるのが「トレンドライン」です。投資家の主観で引いて使うもので正解はないのですが、上昇トレンドの定義を元に考えると「高値を更新したとき=上昇トレンドが確定したとき」に、「安値2点にラインを引く=切り上げを確認」して3点目を狙うのがシンプルで使いやすい方法だと考えられます。

 

日経平均は高値と安値を切り上げたので、直近安値2点に対してトレンドラインを引くと、こんな感じになります。

 

◆日経平均 週足チャート

 

安値2点の延長線上の3点目を待つことが、押し目買いの基本ですから、週足ベースの少し大きめの押し目買いはまだ少し先だと考えられます。

 

ただし、週足チャートの大きな傾向ではなく、日足チャートの細かい傾向に落としていくと、別の押し目買いタイミングが見つかります。

 

また、トレンドラインは基点をどこに置くかで大きく変わります。今回引いたトレンドラインではなく、日経平均の2016年の15000円割れの安値を基点にして引いた方がよいとするケースもあると思います。

 

しかしながら、どちらのトレンドラインが正しいかを決めるよりも、大まかな傾向を知って売買判断に役立てるのがトレンドラインの役目だと考えています。

 

トレンドラインを買い値や売り値を決めるポイントに使おうとすると細かく、正確に引きたくなるのですが、トレンドが変わる判断基準は「高値と安値を切り上げなくなったとき」と考えると、トレンドラインにこだわるよりも、高値や安値のポイントを重視した方がよいと思われます。

 

上昇後の押し目買いタイミングは、調整幅だけでなく、調整した日柄も重要です。トレンドラインを引くことで調整したときの日柄の判断に使えますから、押し目を「待つ」ためのラインと考えると、だいたいのラインでも十分使えるものになるといえます。

 

ご参考までに、今回のレポートで解説したスタンスがをもとに、推奨銘柄をピックアップしています。

 

大化け株や短期急騰のような派手さはありませんが、上昇トレンドの押し目買いは株式投資の初心者でも利益確定、ロスカットの判断もしやすく、売買がしやすい手法だと考えています。

 

執筆者 市原義明
 

関連リンク:あえて高値をつけてから買う「高値ブレイクアウト」というトレード手法
関連リンク:株用語集「押し目買い」とは
 

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