株式投資をもっと身近に! 株式会社ストックゲート

株式会社ストックゲート

会員サイトログイン

相場のヒント

2017/09/20 更新

日経平均2年振りの高値更新、今こそ知りたいブレイクアウト手法の考え方

2017年9月19日は、日経平均が大幅上昇して年初来高値を更新して、2015年8月以来、約2年ぶりの高値を回復しました。

一般的な新聞やニュースなどでも話題として取り上げられたのですが、東証が発表しているTOPIXは8月初旬に年初来高値を更新し、2015年8月以来、約2年ぶりの高値も回復しています。

当時は今回ほどは話題になっていないので、日経平均とTOPIXの知名度の違いが大きかったといえそうです。
 

株式投資は「安く買って、高く売る」が基本といわれますから、2年ぶりの高値ならば「高いから売る」が正解だと考える方は結構いると思います。

しかしここに、あえて高値をつけてから買う「高値ブレイクアウト」というトレード手法があります。

これは数多くあるトレード手法の中でも代表的な順張り手法ですから、年初来高値を更新した日経平均は、今年の高値をブレイクアウトしたので「買い」と判断する投資家もかなりいると考えられます。

高値なのに買う判断は、安く買って高く売る、と信じている方だとわかりにくい考え方だと思いますので、初心者の方でもわかるようにブレイクアウト手法の考え方について解説します。
 

◆高値を買う基本は「ダウ理論」にある

高値ブレイクアウトの前に「ダウ理論」を紹介します。ダウ理論は、テクニカル分析の元祖といわれる原理原則なので、ご存知の方も多いと思います。

ただし、ダウ理論を詳しく紹介するとボリュームが多くなってしまいますので、今回は高値ブレイクアウトの手法に必要なところだけを抜粋して解説します。

ダウ理論は6つの基本法則がありますが、必要な法則は「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」ところです。

そして、この法則を使うときに必要なのが、トレンドをどうやって定義するか?です。

上昇トレンドは「高値と安値がともに切り上がっている状態」、下降トレンドはこの反対で「高値と安値がともに切り下がっている状態」とシンプルに考えてください。
 

ダウ理論の「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」とは上記の図のように、高値と安値の切り上げや切り下げが続いていればトレンド継続、高値や安値を更新出来なくなったらトレンド終了、という考え方です。

上昇トレンドが継続したと判定をする場合、前回の高値を更新したタイミングが一番わかりやすいトレンド継続のサインになるため、高値更新が買いポイントになるといえます。

したがって、高値ブレイクアウトの手法は、高値をやみくもに買うのではなくて、上昇トレンドが継続したと考えられるポイントを狙って買う手法です。

では、2年ぶりの高値を更新した日経平均のチャートを使って、ここまで簡単に解説したダウ理論と高値ブレイクアウトの考え方をあてはめます。
 

◆日経平均 日足チャート

日経平均は、2016年6月安値を基点に高値と安値を切り上げていますから、直近高値だった20318円を切り上げたとなれば、上昇トレンド継続のサインが出たといえます。

ただし、どこまで高値を更新できるかはわかりませんし、高値更新直後が目先の高値になるかもしれませんが、少なくとも高値を更新したのは事実ですから、「明確な転換シグナルが発生するまで継続する」可能性があるといえます。

そして、高値は切り上げているので、いったん上昇がとまったとしても、安値を切り上げている間は「明確な転換シグナルが発生していない」ので上昇トレンドが継続していると考えることができます。

つまり、前回に高値をつけたあとの安値である19329円を上回っていれば上昇トレンド継続の可能性が高いといえます。
 

簡単にまとめますと、高値ブレイクアウトのトレード手法は「順張りの基本的な考え方」で、上昇トレンドが継続したことを確認し、高値を切り上げた分を利益にしようという手法です。

また、高値更新後に前回の安値を下回るまでが、大きな意味の「上昇トレンドの押し目買い」です。

日経平均は上昇トレンド中の高値をブレイクアウトした直後なので、目先的にはどこまで高値を伸ばせるかの状態になっていると考えられますが、下がれば「上昇トレンドの押し目買い」が入りやすいので、案外下がりにくい状態になっているのだと思われます。
 

執筆者:市原義明
 

関連リンク:Wikipedia 「ダウ理論」

もっと見る(トップへ)

銘柄推奨会員
プレミアム限定会員
無料メールマガジンの申し込みはこちら
金融商品取引業者登録証
Twitterアカウント Facebookアカウント